英語の「R(アァル)」は何故半母音なのでしょうか?
だからこそ英語の「R」はアルファベットそのものの発音をし、その侭「アァル」と発音するわけですが、「R」も元々は普通の子音だったのに何故後で半母音に変わって
いったのでしょうか?
「炎」を意味する「FIRE(ファイアァル)」は元々の発音は「ファイル」であり、後で「R」が半母音に変わっていったことによって「イ」と「ル」の間に「アァ」の音が入っています。「IR」は2文字ともアルファベットそのものの発音をし、その侭「アイアァル」と発音していますね。英語の「R」は何故半母音に変わっていったのでしょうか? 後に母音が続いた場合だけ単語によって他の国と同様に普通の子音に変わる場合があり、「TRIP(トゥリップ)、ZEBRA(ジブラ)、IRINE(アイリーン)、VERY(ベリィ)、BREAD(ブレッドゥ)」などはそのようになっています。「CLARA(クレアァラ)、IRIS(アイアァリス)、SQUIRREL(スクワ~レル)、EXPERIENCE(エクスピアァリエンス)、BAKERY(ベイカァリィ)」などは後に母音が続いているが、ちゃんと半母音となっていて「R(アァル)」の「アァ」の音はちゃんと発音しています。手前に母音があった場合は大体の単語は手前の母音と同時に発音し、「IR、ER、UR」は短音母音だと2文字とも同時に発音し、「ア~ル」と発音されます。これが半母音の特徴だと思います。先程の後に母音が続いた場合だけ何故単語によって半母音にならず、普通の子音になる場合があるのでしょうか?
英語のRが半母音だ、というのは初めて聞きました。ので、あっちこっち検索してきました。確かに、「英語の半母音R」と書いてあるサイトもありますね。私は、「英語の半母音R」などというものを設ける必要はまったくないと思います。名称をつける、ということは、概念がある、ということです。概念がある、ということは、その音が英語の音韻構造の中でそういうふうに扱われるべき理由がある、とすることです。以下、論理の流れが多少は前後する部分が出て来るとは思いますが、順を追って書いていきたいと思います。
【英語のRの音】
・「英語のR」が音を指すなら、「英語のRの音」とはっきり書く
・「英語のRの音」は、ふつうは、母音の前に位置する子音である
【ローマ字のR】
・「英語のR」がローマ字(ラテン文字)の1つを指すなら、「ローマ字のR」と書き、音でないことをはっきりさせる
・「ローマ字のR」の英語での名称は、カタカナで書くと「アール」のようなものである
【英語の半母音】
・ 子音と母音の間に現れる
・ / j /(日本語の「ヤ行」の子音のようなもの)
・ / w /(日本語の「ワ行」の子音のようなもの)
・ 音節の最後に現れるものは半母音とは呼ばない←英語の音に関しての定義上
・ 音節の最後に現れる音は、母音か子音である
・ 二重母音の末尾部分の音は、母音であって、これを半母音扱いにはしない
・ 半母音 / j / 、半母音 / w / は、音節の頭に立つときには、子音である
【英語の音節の頭にあるRの音】
・ 子音である
・ 直後には母音しか現れない
【英語の音節の最後にあるRの音】
1。歴史的には、後続の母音といっしょに別の音節を構成していたのであろう
2。現在はその後続の母音が落ちているに過ぎない、と考え、このRの音の部分はそれだけで音節である、と見なす、と仮にしよう
3。そうすれば、アメリカ英語に典型的に現れる、Rの音が「最後に」現れる母音は、1音節ではなく、2音節である、と見なすことになる
4。ところが、それは、経験観測的にはおかしい
5。よって、2の仮定が間違いであった、ということが分かる
6。ゆえに、「母音+Rの音」は1音節であると見なさなければならない
【英語の1音節の「母音+Rの音」】
1。この1音節は音節の途中で音色が変わる
2。よって、音が変わった部分である「Rの音」は二重母音の後半か、あるいは、子音である、と見なすべきである
3。どちらの見方がいいかは、ここでは立ち入らない
>「炎」を意味する「FIRE(ファイアァル)」は元々の発音は「ファイル」
そうなんですか?
私の中英語はあやしいもんですが、fire なら、カタカナで表すと「フィーレ」みたいだったんじゃないですか? 質問者さんは、つづりと発音とを明確に区別なさっていないようです。
質問者さんが子音の例として挙げられたRの音は、すべて、母音の直前に現れていますから、これらのRの音は、確かに、すべて子音です。音節の切れ目を+で示すと: trip, zeb+ra, I+rine, ve+ry, bread
でも、質問者さんが半母音の例として挙げていらっしゃる語には問題があります。これらの例の中で、質問者さんのおっしゃる「半母音のR」であるのは、squirrel の squir の r、意味的に分節した場合の bakery の ker の r、だけで、あとのRの音はみんな子音です。
Clara = cla+ra「クレア+ら」
iris = i+ris「アイ+リス」
squirrel = squir+rel「スクわー+らル」
experience = ex+pe+ri+ence「エクス+ペ+リ+あンス」
bakery = ba+ke+ry(意味的には、ba+ker+i ですが)「ベイ+か+リ」
> 「R(アァル)」の「アァ」の音はちゃんと発音
こう思われるのは、質問者さんが、ローマ字のRの英語での名称と、文字Rがつづりとして使われたときにどういう音を表すか、ということをいっしょにして考えているからです。
>「IR、ER、UR」は短音母音だと2文字とも同時に発音し、「ア~ル」と発音
つまり、質問者さんのおっしゃっているのは、「曖昧音」にRの音が後続した音節のことなのですね? 上でひらがなでしめした音は、みんなこの「曖昧音」です。
→ 英語の「曖昧音」と呼ばれる母音には、Rの音が後続することがよくある。このRの音は、英語の半母音の定義上、半母音とは呼べない。
→ この「曖昧音+R」という音の続きは、典型的には、er とつづられる。ir、ur、or、とつづられることもある。また、時たま ar、ear、とつづられる。
例: jerk, bird, chirch, dirt, girl, curd, fur, hurt, word. world, search, yearn
例(最後の音節): teacher, doctor, calendar
→「曖昧音+R」をカタカナで書くのは、たいへん難しい。辞書によってはひらがなを用いて曖昧音を表している。
→ ローマ字のRの英語での名称「アール」は、この曖昧音ではない。
例: art, car, fart, heart, jar, lard, mark, park, R
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